講座詳細

インドの仏を学ぶ

  多数のご応募ありがとうございました。
定員に達しましたので、お申し込み受付を終了いたしました。

講  師

下田正弘

しもだ・まさひろ
1957年 福岡県筑紫野市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。インド仏教史、仏教思想研究を専攻、ことにインド仏教における経典の形成過程の研究を専門とする。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。ロンドン大学客員教授、スタンフォード大学客員教授を歴任。著書に『涅槃経の研究—大乗経典の研究方法試論』(春秋社)、『パリニッバーナ 終わりからの始まり』(NHK出版)、編著に『新アジア仏教史』全15巻(佼成出版社)、『シリーズ大乗仏教』全10巻(春秋社)など。

宮治昭

みやじ・あきら
1945年 静岡県沼津市生まれ。名古屋大学文学研究科博士課程中退。インド・中央アジア美術史、仏教美術史専攻。名古屋大学教授、静岡県立美術館館長、龍谷ミュージアム館長を経て、現在、龍谷大学特任教授。1969年よりインド、パキスタン、アフガニスタン、中国の仏教美術の調査研究を続ける。特に仏教図像学、仏教美術のアジアへの広がりと変容・受容に関心をもつ。文学博士。著書に『インド美術史』『涅槃と弥勒の図像学』(吉川弘文館)、『バーミヤーン、遥かなり』(NHKブックス)、『仏像学入門』(春秋社)、『インド仏教美術史論』(中央公論美術出版)など。

小泉 惠英

こいずみ・よしひで
1962年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科美術史学専攻修了。仏教美術史専攻。1988年より東京国立博物館学芸部東洋課インド・南東アジア室所属。2009~12年まで九州国立博物館企画課長。2014年4月より現職。1990年代に東京国立博物館パキスタン調査隊のパキスタン北西辺境州の考古学調査に参加し、95年からザールデリー遺跡の発掘を行なう。著書は『ザールデリー:パキスタン古代仏教遺跡の発掘調査』(共著)他。担当した展覧会は「インド・マトゥラー彫刻展」「パキスタン・ガンダーラ彫刻展」「スリランカ-輝く島の美に出会う」「インドネシア古代王国の至宝」など。

日時・会場
日程: 4月7日、14日、28日(いずれも火曜日)
時間: 18:45-20:45
会場: 日本経済新聞社 東京本社2F SPACE NIO

定員 80名
※定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。
この講座は勝手ながら最少催行人数(30名)を設けさせていただきます。
最少催行人数に達しない場合は講座を中止する場合がございます。
その場合は全額返金させていただきますので予めご了承いただきますようお願い致します。

受講料 16,200円(税込み、「インドの仏」展観覧チケット1枚付き)
※受講料の支払は、お申し込み完了後、振込でお願いいたします。
振込先等の詳細は、申し込み時にご登録のメールアドレス宛にお送りする完了メールでお知らせします。

特典 「インドの仏」(東京国立博物館、3月17日〜5月17日)の観覧チケット1枚を第1回の講義の際に配布いたします。
※観覧チケットの払い戻し、換金はできません。あらかじめご了承ください。

講座内容

この講座は、東京国立博物館で開かれる「インドの仏」展<2015年3月17日(火)〜 5月17日(日)>の開催を記念し、インドで生まれた仏教と、仏像の成り立ちからその広がりまで、インド仏教哲学、インド仏教美術の側面から俯瞰します。

インド仏教のはじまり インドの仏像の起源と変遷について トークショー「インドの仏−初期仏教と仏像の魅力−

インド仏教のはじまり

講師:下田 正弘 氏(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部 教授)

古代インドの宗教世界は、輪廻や業という、世界で稀に見る思想を完成させていた。その宗教思想がかかえる限界を超えるべく出現した仏教は、やがてインドを超え出てアジア全域に広がり、世界宗教となった。一神教とは異なって、創造神を立てることなく、無常、無我の思想を説き、出家という生き方を示した仏教は、さまざまな異文化の神々や宗教と調和しつつ、独自の世界を打ち立ててきている。この講義では、インド仏教の起源に立ち戻り、ブッダが説き示した思想の特徴を、古代インド宗教と対比させつつ概観する。加えて、この仏教思想が、いったいいかにして壮大な仏教美術と調和しているのか、その様相にもふれてみたい。

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インドの仏像の起源と変遷について

講師:宮治 昭 氏(龍谷大学文学部特任教授、名古屋大学名誉教授)

インドの仏像は日本の仏像の源流であるが、その姿や表現は随分と異なる。しかし、その一方で、仏教を貫く繋がりがみられる。本講座ではインドの仏像・仏教美術の変遷をたどり、インド美術の特質と時代的な変化のあり様を、代表的な今回の出品作品の画像を見ながら解説する。
(1)最初期のストゥーパ(仏塔)信仰と仏陀の象徴的な表現、(2)仏像の成立と仏伝美術の隆盛、(3)仏像の完成と密教美術の隆盛の大きく3つに分け、仏教の思想・信仰の歴史とも関係づけ、また日本の仏像との関係についてもお話したい。

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トークショー「インドの仏−初期仏教と仏像の魅力−

講師:下田 正弘 氏(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部 教授)、宮治 昭 氏(龍谷大学文学部特任教授、名古屋大学名誉教授)、小泉 惠英 氏(東京国立博物館学芸企画部企画課長)

「インドの仏」展に出品されている仏像を中心に、インドで生まれた仏教の哲学的な考察や、仏像の造形の変遷を通して、その魅力をトークショー形式でお伝えします。

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菩提樹(カナカムニ仏)の礼拝
バールフット出土 シュンガ朝
(紀元前2世紀頃)

カサルパナ観音立像
チョウラパーラ出土 パーラ朝
(11〜12世紀頃)

奉献塔
アシュラフプール パーラ朝(8世紀頃)
   

仏伝「出家踰城」(しゅっけゆじょう)
ロリアン・タンガイ出土 クシャーン朝(2世紀頃)

仏足石
ボードガヤー出土 パーラ朝(11世紀頃)    

仏坐像
アヒチャトラー出土 クシャーン朝(1世紀頃)

摩利支天立像
ビハール出土 パーラ朝(11世紀頃)

四相図
サールナート出土 グプタ朝(5世紀頃)

Photographs ⓒ Indian Museum, Kolkata

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