講座詳細

ルノワール アカデミア

36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く鎌倉時代の名品《佐竹本三十六歌仙絵》。かつて二巻の絵巻物だったこの作品は、大正8年(1919)に一歌仙ずつに分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。2019年は《佐竹本三十六歌仙絵》が分割されてからちょうど100年を迎える年です。これを機に展覧会としては過去最大の規模で離れ離れとなった断簡37件※のうち31件が一堂に会します。
本講座は、その特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」(10月12日~11月24日、京都国立博物館)にあわせて開催するものです。全3回シリーズで、佐竹本三十六歌仙絵の魅力と当時の豊かな和歌文化や華やかな王朝美術について各講師にお話しいただきます。

※三十六歌仙に住吉大明神図を加え37図

特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」の公式サイトはこちら

お申込み
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日時・会場
日程: 2019年10月2日(水)、9日(水)、17日(木)
時間: 19:00-20:30(開場 18:30)
会場: 日本経済新聞社 東京本社2F SPACE NIO

定員 80名
※定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。
この講座は勝手ながら最少催行人数(30名)を設けさせていただきます。
最少催行人数に達しない場合は講座を中止する場合がございます。
その場合は全額返金させていただきますので、あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。

受講料 7,000円(税込み)
特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」の鑑賞チケット1枚付き

※受講料の支払いは、お申し込み完了後、振込でお願いいたします。
振込先等の詳細は、申し込み時にご登録のメールアドレス宛にお送りする完了メールでお知らせします。

特典 「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」(10月12日〜11月24日、京都国立博物館)の鑑賞チケット1枚を第1回講義の際に配布いたします。
※鑑賞チケットの払い戻し、換金はできません。あらかじめご了承ください。

講  師

井上 隆史(いのうえ たかし)氏 東京藝術大学社会連携センター特任教授

1952年生まれ、香川県出身。
早稲田大学法学部卒業、NHK(日本放送協会)入局。「歴史への招待」等のディレクターとして主に歴史番組を担当。プロデューサーとしてシルクロードや三十六歌仙絵など文明・歴史・美術に関連するNHKスペシャル等の特集番組、大型シリーズ番組の制作に携わってきた。
代表作「大黄河」「大モンゴル」「中国12億人の改革開放」「家族の肖像」「四大文明」「新シルクロード」「絵巻切断・秘宝三十六歌仙の流転」など。

降矢 哲男(ふりや てつお)氏 京都国立博物館研究員

1977年生まれ、山梨県出身。
九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。大阪府文化財センター、茶道資料館(京都)を経て、現在、京都国立博物館学芸部研究員。専門は陶磁史、中世考古学、日本文化史。著書に『茶道教養講座⑨ 中国朝鮮の陶磁器』(淡交社)。

降矢 哲男(ふりや てつお)氏 京都国立博物館研究員

1947年生まれ、京都府出身。
京都女子大学文学部東洋史学科(日本史)卒業。同大学院修士課程修了(日本史専攻)、日本近世公家史を専門とする。冷泉家24代当主の故・冷泉為任氏の長女で、25代当主冷泉為人氏の妻。冷泉家和歌会で冷泉流歌道を指導、各地でも和歌に関する講演などを行っている。

講座内容

第1回「絵巻切断~佐竹本三十六歌仙絵の100年の流転」 第2回「佐竹本三十六歌仙絵の魅力に迫る」 第3回「令和に受け継ぐ和歌の文化」

第1回「絵巻切断~佐竹本三十六歌仙絵の100年の流転」

2019年10月2日(水)
講師:井上 隆史 氏

まぼろしの国宝といわれた絵巻物。鎌倉時代の似絵の名手、藤原信實(のぶざね)の筆といわれる《佐竹本三十六歌仙絵》です。
歌人たち36人の歌と絵姿の描かれたこの王朝絵巻は、大正8年(1919)に一人ずつの断簡に切断され、財界の重鎮たちに高値で買い取られました。それから100年、社会の変動、経済の浮沈に伴い、それぞれの歌仙図は流転を繰り返します。
それは大正から昭和という激動の時代を生きた財界文化人たちの栄枯盛衰の物語でもありました。

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第2回「佐竹本三十六歌仙絵の魅力に迫る」

2019年10月9日(水)
講師:降矢 哲男 氏

鎌倉時代以降、多くの三十六歌仙絵が描かれています。なかでも佐竹本は、高価な紙や絵具を用いて作成されており、他を圧倒するものとして知られていました。
しかし、その高い評価によって一人では有することのできない価値のものとなり、大正8年(1919)12月に分割されてしまいます。分割後にそれぞれの歌仙絵は持ち主を転々としましたが、表装を変えるなど持ち主によるそれぞれの楽しみ方がありました。

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第3回「令和に受け継ぐ和歌の文化」

2019年10月17日(木)
講師:冷泉 貴実子 氏

和歌は日本の美の源です。日本の四季には、決まった美の型が存在します。
春は梅に鶯、夏は卯の花に郭公、秋には紅葉に鹿、冬は千鳥がその典型です。
現代短歌が自分の個性を経験で表現するのに対して、和歌はあくまで型の美の追究です。
それは想像の世界であり、伝統の美の構築です。
平安や鎌倉の名歌を見ながら、伝統の四季の美を考えてみましょう。

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