特別講座

ミラノ・スカラ座来日記念『ファルスタッフ』〜楽しい鑑賞の手引き講演と鑑賞会

photo:Rudy Amisano/Teatro alla Scala
講師

声楽家・オペラ演出家 田口道子(たぐちみちこ)氏

田口道子
国立音楽大学声楽学科卒業。イタリア・ミラノの国立ヴェルディ音楽院で声楽とオペラ演技を学びディプロマを取得。マリア・カラスの恩師であったエルヴィーラ・デ・ヒダルゴに師事し、ベルカント歌唱法を学ぶ。音楽院在学中にミラノのアンジェリクム劇場においてフィオラヴァンティ作曲『田舎のへぼ歌手』のアガタ役、ドニゼッティ作曲『劇場の都合不都合』のルイジャ役でオペラに出演し、以後も北イタリア各地で演奏活動を行う。
演奏活動の傍らオペラ演出の勉強を始め、F・ゼッフィレッリ、A・マダウ・ディアツ、H・デ・アーナ、浅利慶太など著名な演出家の助手としてイタリア各地を始め、スペイン、アメリカ、チリ、ブラジルなどの歌劇場で舞台経験を積む。1990年からは日本でも活動を始め、藤原歌劇団、新国立劇場、サントリーホール、ラ・ヴォーチェなどで演出助手として数々のオペラ制作に参加する。ミラノ・スカラ座、フィレンツェ五月音楽祭歌劇場およびヴァレンシア歌劇場では浅利慶太氏演出の『マダム・バタフライ』、新国立劇場ではマダウ・ディアツの『トスカ』、ファッシーニの『トロヴァトーレ』『リゴレット』の再演を手がける。2010年12月にサントリー・ブルー・ローズにおける『セヴィリアの理髪師』、2013年3月には東京・春・音楽祭の一環で『ファルスタッフ』を演出し、好評を博した。新国立劇場公演ではメゾソプラノ歌手としても活躍し、『セヴィリアの理髪師』のベルタ、『エフゲニー・オネーギン』ではフィリプエヴナで出演し、その演技力を認められた。また、イタリアと日本の音楽文化交流にも努め、スカラ座日本公演、公開レッスン、オペラ展覧会などのコーディネーターとしても活躍。オペラ作品の字幕の翻訳も多数手がけている。
開催日

9月12日(木)

12:45 受付開始
13:00~14:20 講演 オペラ『ファルスタッフ』~楽しい鑑賞の手引き
会場 東京文化会館・4階小会議室 1
15:00~18:00 ミラノ・スカラ座『ファルスタッフ』鑑賞(全3幕、休憩1回含む)
会場 東京文化会館・大ホール
会場
東京文化会館(東京台東区上野公園5-45 JR上野駅 公園口改札目の前)
4階小会議室 1には、楽屋口からお入りいただき、エレベーターにて4階までお越しください。
詳細はこちらから
料金
S席鑑賞券付き 64,000円 (税込)
A席鑑賞券付き 57,000円 (税込)
<入場料S席(62,000円)、A席(55,000円)とプログラム(2,500円予価)付>
※お一人様2枚までお申し込みいただけます。
※申込完了メールに、鑑賞券申込手続の専用申込画面のURLを記載しております。案内に従い、講座付き鑑賞券をお申し込み下さい。席種、枚数・座席をお選びいただき、クレジットカードでのお支払いとなります。購入手続後のキャンセル・変更はお受けできませんので、予めご了承下さい。
定員
30名 お申込みは終了致しました。
ヴェルディ作曲『ファルスタッフ』

指揮:ダニエル・ハーディング 
演出:ロバート・カーセン

『ファルスタッフ』は歌劇王ヴェルディが書いた生涯最後のオペラにして「最高傑作」とも称される作品です。シェイクスピアの原作をもとに、老騎士ファルスタッフをとりまくドタバタの喜劇が個性豊かな登場人物と美しい旋律に彩られています。今回の演出では時代を1950年代に設定し、当時のイギリスの貴族社会の衰退を、没落貴族であるファルスタッフに投影することで作品の深みを表現することに成功しました。昨年のスカラ座初演時には「作品の本質を見事に表現した」と現地でも好評を博しています。その成功に多大な貢献をしたのが日本公演でも指揮台に立つ若き俊英、ダニエル・ハーディングです。
日本でもカリスマ的な人気を誇るハーディングは10代の頃からサイモン・ラトルのアシスタントを努め、19歳で指揮者デビュー。1996年には最年少指揮者としてロンドンの音楽祭BBCプロムスで指揮をしました。以後は世界各地のオーケストラ、歌劇場を席巻し、新世代の巨匠として世界中から注目を集めています。
そのハーディングとともに舞台を盛り上げるのが“最高のファルスタッフ歌い”であるマエストリ、美貌と美声を兼ね備えた歌姫フリットリらの強力な歌手陣です。演出、指揮、歌手、全てに現在望みうる最高のメンバーが集まった本公演は、きっと上質な笑いと大きな感動をもたらしてくれることでしょう。

ミラノ・スカラ座オフィシャルHP http://scala2013.jp

 
photo:Rudy Amisano/Teatro alla Scala   photo:Rudy Amisano/Teatro alla Scala