アート特別講座

ENJOY PHOTOGRAPHY! 写真をもっと楽しく撮る、見る、飾る、知る

アート作品の購入なんて、お金持ちの趣味だから自分には縁がない—。
実際、美術市場において高値で売買されている著名なアーティストの作品は、一般消費者の手に届く額ではありません。
たいていのアート好きのサラリーマンたちは、休日に美術館に足を運び、展示室に飾られた芸術作品に触れることで心を満たしてきました。しかし、よく目を凝らして見わたすと、街のギャラリーには著名なアーティストの作品でなくとも、私たちの心を捉えるアートが溢れています。いわゆるサラリーマン・コレクターの山本冬彦氏は、大学卒業後、損保会社などに勤務。29歳のとき、「購入した自宅マンションに飾りたい」と日本画を買ったのがきっかけとなり、週末の画廊巡りが趣味となりました。
「二、三十代のサラリーマンでも同世代の画家の絵なら2、3万円あれば買える」ことに気づいた同氏は、生活の中にアートがあるという充足感を求めて、36年間で1,700点以上の美術品を集めることとなりました。

定年退職した現在では、自らを「アートソムリエ」と称し、画廊の巡り方や作品購入のアドバイス、アートをより身近なものにするための普及活動を精力的に行い、一般の方々へのアート愛好の扉を開いています。

このたび「NIOアートギャラリー」では、現役時代は日経新聞の読者であった山本冬彦氏が、コレクター歴36年の間に蒐集してきた作品のうち、20数点を展示します。それぞれの時代の目線で購入された作品を通して、作品購入に至った同氏の愛情溢れる等身大のまなざしを感じていただくことで、ひとりでも多くのビジネスパーソンに、蒐集の魅力、ひいては自分独自の視点でアートと楽しんでいただく機会となることを願っています。

山本 冬彦(やまもと・ふゆひこ) アートソムリエ・隠居コレクター

大学卒業後、保険会社勤務などのサラリーマン生活を40余年続けた間、趣味として毎週末銀座・京橋界隈のギャラリー巡りをし、その時々の若手作家の作品を購入し続けたサラリーマン・コレクターで、集めた作品は1,700点を超える。2012年放送大学学園・理事を最後に現在は銀座に隠居。その間、2009年には『週末はギャラリーめぐり』(筑摩新書)を出版し、2010年には新宿の佐藤美術館で「山本冬彦コレクション展:サラリーマンコレクター30年の軌跡」を開催する。隠居後も毎日のギャラリー巡りとコレクションを続け、ビジネスパーソンへのアート普及のための講演、ギャラリーツアー、コレクション展なども行う。雑誌・新聞などの取材・執筆のほか公募美術展の審査員を務める他、最近は若手作家の発表の場作りとして数々の企画展を実施。毎日のようにフェイスブックやブログでアートコレクターやアートファンへの情報提供を行っている。
NIOアートギャラリーとは
多くのビジネスパーソンを読者に持つ日本経済新聞社では、ビジネスに役立つ情報だけではなく、日々の仕事と生活により潤いを感じていただけるよう、文化的な活動の情報発信も積極的に行っています。
ビジネスの中心街・大手町に位置する東京本社では2階に「NIOアートギャラリー」を設置、仕事の合間に立ち寄り、アートに触れていただくスペースを設けています。

岡村 桂三郎 「龍」 1993

小嶋 悠司 「群像」 1975

富田 菜摘 「みなみ」 2009

山崎 龍一 「まだ読みたいの」 2008

河内 成幸 「翔べ北斎㈼」 1995

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